日々の適時開示を読み解く

大企業からハコ企業まで、管理人が気になった適時開示・IRの雑感や深読みを書き連ねる株式ブログです

名ばかり社外役員じゃあーりません、ケーズHD魂の叫び

6月12日
@ケーズホールディングス(東1・8282)
ISSレポートに対する当社の見解
・社外監査役候補をISS反対推奨への返答。
氏は、税理士法人代表社員。当社と同法人との間で2017年2月から業務委託等の取引関係が発生。その取引金額は、当社の直近事業年度の連結売上高に対して0.001%未満、同法人の直近事業年度の売上高に対して1.5%未満と僅少、独立性に影響はないものと判断。尚、当社は同法人との契約を6月11日付けで解約。
>約4ヶ月間の直近の業務委託内容が気になります。委託経緯と候補選定経緯も記載して欲しいところです。
ISS への反論を開示する流れは良い傾向と思います。まさに株主との対話促進です。
ISSは「2018年版日本向け議決権行使助言基準」に基づくもの。
ちなみに、5/31に野村ホールディングス(東1・8604)は自社HPへの公表に止まっていましたが、その内容は厚く、他社も見習って良いレベルです。
http://www.nomuraholdings.com/jp/news/nr/holdings/20180531/20180531.pdf

@ブロードメディア(JQ・4347)
過年度有価証券報告書等の訂正報告書の監査
・訂正のための監査業務を受嘱する監査法人が未定の中、ようやく平成27年3月期以前の訂正報告書を監査法人トーマツが受嘱。
>そもそも当該期間の監査人は、トーマツだったのですから、さっさと受嘱するのがスジと思われるも、ずいぶん時間がかかったのは何故でしょうか。一体何を忖度していたのでしょう。


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