日々の適時開示を読み解く

大企業からハコ企業まで、管理人が気になった適時開示・IRの雑感や深読みを書き連ねる株式ブログです

監視委員会による残党狩りとなるか

5月24日
ソルガム・ジャパン・ホールディングス(JQ・6636)
証券取引等監視委員会の強制調査
・平成29年3月期の連結キャッシュ・フロー計算書における営業活動によるキャッシュ・フローの虚偽記載の疑義により、証券取引等監視委員会より強制調査を受けた。
>旧商号はシスウェーブホールディングス。
役員一覧に既視感。イー・キャッシュ(株)のデジャブ?
捜査上の疑義が、なぜCF計算書なのか。この会社は、2017年6月30日に、業績基準に係る猶予期間からの解除を受けています。
この業績基準とは、JQ銘柄に適用される「5期連続営業赤字かつ営業CFマイナスの場合に上場廃止になる」というもの。
猶予期間から解除となった期の有価証券報告書(平成29年3月期)を見ると、営業CFがプラスに転じていますが、
転じる原因は、前受金の増額923百万円の存在が非常に大きいように思われます。
この売上での前受金が、もし借入金などであり財務CFへと変わったら、営業CFは5期連続マイナスとなりますから、
上場廃止基準に抵触することになりかねません。
同社の2017年6月30日の開示に猶予期間が解除された要因が詳しく書かれていますが、監視委はこれを崩しにきているのではないでしょうか。
この期の会計監査人は、2016年4月15日に金融庁から業務改善命令を受けた明誠有限責任監査法人さん。
なお、当日は、ウルフX田がツイッターで「ガサ」とつぶやいて、株価急落する事態となり本開示となったようです。

@RVH(東2・6786)
本日の一部SNS投稿等について
・当社捜索は事実無根とのこと。
>旧リアルビジョン。ソルガム・ジャパン・ホールディングス役員の一部重複があるようです。
大株主などの関係先等へは捜索はなかったのでしょうかね?よくわかりません。
以下が詳しい記事です。
biz-journal.jp


5月25日
@アマナ(東マ・2402)
不適切な会計処理に関する再発防止策等のお知らせ
コンプライアンス意識の強化・再徹底、上場会社として求められる財務会計知識の維持向充実、
連結子会社の経理財務処理システムを当社がモニタリングできる仕組みの確立。
>上場会社として、そんなこともできていなかったのかと、驚かされる内容です。
会社法上の内部統制構築義務を役員さんは果たしていたといえるのでしょうかね。

@リプロセル(東マ・4978)
三者割当増資
・第14回新株予約権(行使価額修正条項付)の発行
希薄化率は、10.95 %。割当先はEVO FUND。
>また、EVOですね。